今回は最近、ストレスケアとして注目されている「マインドフルネス」について紹介します。
こんな方におすすめ
- 日常生活にストレスを感じている方
- 最近なんだが疲れが抜けない、ぼーっとすることが多い、よく眠れないなどストレスが原因の不調を抱えている方
マインドフルネスとは
端的に言えば、「いま、この瞬間に、心を向ける方法」「自分を観察する方法」です。
今という瞬間に常に注意を向け、自分が感じている感覚や感情、思考を冷静に観察している心の状態のことを指します。
マインドフルネスを得るための具体的な方法は「瞑想」です。
「瞑想」というと少し宗教的な感じがしますが、2500年前ブッダの教え(瞑想法)がルーツになりますが、ジョン・カバッド・ジン博士がヴィパッサナー瞑想とヨガを組み合わせて瞑想プログラムを開発しました。
マインドフルネス瞑想は今この瞬間、自分の内側で起こっていることに完全に注意を集中させて観察し続けるためのトレーニングです。
マインドフルネス瞑想の効果
メモ
集中力が高まり、仕事・スポーツ・勉強などの効率が上がる
ストレスが解消され、心が穏やかになる
直感力、創造性が高まる
思いやり深くなり、人間関係がよくなる
睡眠の質が上がる
幸福感が高まる
揺るぎない自信が生まれる
普段人間はとくに意識しない限り絶えず何かを考えてしまう動物です。過去の失敗や未来への不安などを考え始めると「心ここにあらず」「マインドワンダリング」に陥ってしまいます。
マインドフルネスが目指すものは「心ここにあらず」から「いま、ここ」に気づき「目覚めの状態」になることです。
マインドフルネス瞑想の実践
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1背筋を伸ばして、両肩を結ぶ線がまっすぐになるように座る
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2呼吸をあるがままに感じる
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3湧いてくる雑念や感情にとらわれない
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4 身体全体で呼吸をするようにする 身体の外にまで注意のフォーカスを広げていく
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5 瞑想を終了する
おおむね5~15分を目安にして毎日時間を取ってやってみるようにします。
始めたらわかるのですが、必ずといっていいほど雑念が湧いてきます。
まずは雑念に気づけるようになること、雑念に気づいたら「雑念」とラベリングし、また元の呼吸に意識を戻すことがコツだと思います。
みなさんも「マインドフルネス瞑想」を習慣化してみてください。
参考図書(オススメ)
熊野宏昭 伊藤絵美 NHKスペシャル取材班「キラーストレス」から心と体を守る!マインドフルネス&コーピング実践CDブック 主婦と生活社
吉田昌生 1日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門 WAVE出版
本には付属CDがついており、初心者の方でも気軽にマインドフルネス瞑想を始めることができます。
以上、簡単にマインドフルネス瞑想について説明しました。
いかがだったでしょうか?
私は体調をくずしてから、このマインドフルネス瞑想を夜10~15分程度やるようにしています。効果としては、自分の感情に気づけるようになったこと、落ち着いて物事を見れるようになった気がします。
最近はYouTubeなんかでも検索すると、マインドフルネス瞑想の動画がたくさんUPされていますので、試してみたい方は探してみてください。