健康

使い捨てマスク(不織布)の再利用方法

不織布マスクとは?

文字通り「織っていない布」のこと。繊維あるいは糸などを織ったりせず、熱的、機械的、化学的作用により繊維を接着またはからみ合わせた薄いシート状の布のことをいいます。粒子捕集性や通気性に優れることからマスクのフィルタ部分に使われたり、紙おむつや生理用品などに幅広く使われています。

「家庭用マスク」は、マスク性能を大きく左右するフィルタ部分の素材により、「ガーゼタイプ」(アベノマスク)と「不織布タイプ」に2種類にわけられます。ガーゼは「家庭用マスク」として古くから使われている素材で保湿効果の面でも優れています。「医療用マスク」の素材として一般的だった不織布は、近年の花粉症流行により急激に普及し現在は、家庭用マスク総生産数の9割以上を占めています。

使い捨てマスクは、洗剤で洗うことで再利用できます。使う洗剤の種類は、これといって決まりはないのですが、食器用洗剤で十分です。

洗剤を使った使い捨てマスクの洗い方は、以下の通りです。

  1. 洗面台に水もしくはぬるま湯を張って洗剤(小さじ1杯程度)を入れます。
  2. 不織布の繊維が傷まないように優しく擦り洗いします。
  3. 泡立ってくるので、泡がおさまってくるまですすぎ洗いを繰り返します。

 注意点:強くこすりすぎると、繊維が壊れてしまい、マスクの毛羽立ちが目立ってしまいます。こするというよりは、もみ洗いするように意識してください。洗ったあとは、タオルなのでやさしく水分を拭き取り、洗濯ばさみなどで干します。(アイロンを使うのは、おすすめしません。)

衛生面で気になるという方は、ハイターは、マスクの菌を消毒することができます!!

ハイターでの、マスクの洗い方は以下の通りです。

  1. 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム配合/キッチンハイター・キッチンブリーチ・カビ取りハイターなど)を、5倍から10倍程度に薄めます。
  2. 使い済みのマスクを30分~1時間ほど、①の液に浸します。
  3. 浸した後は、マスクを水洗いをして乾燥させます。

注意点:ハイターはマスクを浸けた後、水洗いするだけで十分なのですが、臭いが気になる方は、さらにせっけんや上述した食器用洗剤などで洗ってもいいでしょう。ハイターも手が荒れやすいので、ゴム手袋をして扱うようにしましょう。

動画で知りたい方はyoutubeで#使い捨てマスク#再利用 などで検索してみてください

(ただし、これはあくまで「緊急時」の応急処置ですので、個人的に推奨するものではないです。)

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