三瓶山の概要
三瓶山は島根県のほぼ中央、大田市と飯南町に位置する独立峰です。三瓶山は活火山であり、過去7回にわたる噴火で現在の形になりました。三瓶山は直径5kmのカルデラの中に、主峰の男三瓶(1126m)、女三瓶(957m)、子三瓶(961m)、孫三瓶(907m)、太平山(854m)、日影山(718m)から成り立っていいます。火口のなかには「室の池」と呼ばれる火口湖があります。
三瓶山と国引き神話
歴史的には、三瓶山は「佐比売山(サヒメヤマ)」として、石見国と出雲国との国境に位置し「出雲国風土記」に国引き神話として登場します。国引き神話では、大国主命が三瓶山と大山(鳥取県)を杭にして、島根半島を引っ張ってきたとされています。(確かに山頂から半島の方をみると、薗の長濱が引っ張ってきた縄の名残だと聞くとあながち嘘ではないかなと古代史にロマンをはせることができます)
登山上の注意
・夏山シーズンは4月~11月
・水場がないので、水の持参はしっかり多めで
・男三瓶山頂には避難小屋がある
・男三瓶から女三瓶のルートは、地震のため閉鎖されたままになっている
三瓶の温泉
三瓶温泉は含鉄泉で赤茶けたお湯が特徴です。源泉の温度は37度ぐらいです。「さんべ温泉そばカフェ湯元」「国民宿舎さんべ荘」「さひめ野」「鶴の湯」「亀の湯」などが利用できます。登山や山遊びで疲れた身体を癒やすには最高のお湯です。
いかがだったでしょうか?三瓶山に登りたくなった方は、単独行でも家族・友人連れでも是非訪れてみてください。三瓶の大自然に間違いなく癒やされます。