今日は島根県飯南町にある琴引山(1014m)について、紹介したいと思います。
琴引山は、「出雲国風土記」の中で、この山の峰に窟(いわや)があり、その中で雨の所造天下大神(大国主命の別名)の琴があったとされています。
登山口は琴引フォレストパークスキー場駐車場に車を止めて、スキー場の一番左のゲレンデを登っていくと、「登山道入口」の案内板があります。
しばらくは緩やかな山道が続きます。登山道が沢沿いになると、「十畳岩」「弦の清水」が現れます。
沢沿いを離れ、つづら折りの急登を登ると、山腹にある「大神岩」があります。
山頂付近には、大きな岩が現れ、その巨岩を割ったような狭い隙間の石段を登ると琴弾神社の祠があります。案内板によると、古くは山頂一帯に多くの寺院があり、修験の場であったようです。
山頂は露岩があり、それほど広くはないですが、360度の展望が広がります。
頂上からは三瓶山や大万山(琴引山からの縦走路があるようですが、まだチャレンジしてません)を望むことができます。
下山は登ってきた道を引き返します。下山後は琴引ビレッジ内の温泉や、ちかくにラムネ銀泉があり、疲れを癒やしてくれます。
出雲神話のロマンが感じられる琴引山、ぜひ一度登ってみてください。