今回は、船通山について紹介したいと思います。
船通山(1142.5m)は島根県奥出雲町と鳥取県日南町の境界にあり、斐伊川の源流の山です。須佐之男命(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を倒したという出雲神話の山でもあります。
島根県側からの登山道は鳥上滝コースと亀石コースの2つがあります。
今回は、斐之上荘近くの公園からスタートし、鳥上滝登山口を登り、帰りは亀石コースを下る登山道を紹介します(コースタイムは約3時間です)。
まず公園駐車場からスタートし、両コースの分岐の三叉路を右側に進みます。しばらく舗装路を進むと、
鳥上滝登山口(ここにも駐車場あります)から森の中に入ります。
石畳の道を渓流沿いにしばらく進むと鳥上滝が見えてきます。
ここからは鉄の階段を上り、すこし急勾配な登山道が続きますが、丸太の階段を超え木道に変わると、亀石コースと合流し、頂上に至ります。
頂上には「天叢雲剣の剣出顕之地」の石碑が建っています。天叢雲剣は須佐之男命が八岐大蛇の首を取ったときに用いた刀とされています。
頂上の眺望は開けており、条件があえば遠くに大山や比婆山連山、三瓶山と眺望を楽しむことができます。
帰りは亀石コースの方へ進みます。ブナ林の中をジグザクに進み、渓流沿いを降りてきます。杉林を抜けると亀石コースの登山口にいたり、舗装路を歩き、三叉路を経て、公園の駐車場に戻ってきます。
4月上旬から5月にはカタクリの花なども観察できます。
いかがだったでしょうか?
船通山では季節を問わず、とても美しい自然に囲まれた登山を楽しむことができます。
ぜひ、一度訪れてみてください。